【ブダペスト旅行】おすすめ観光/グルメスポット 10選！セーチェーニ温泉からニューヨークカフェまで

ブダペストってどんなところ？

ハンガリーの首都にして同国最大の都市、ブダペスト。その魅力はドナウ川を挟んで広がる「ブダ」と「ペスト」の二つのエリアに凝縮されています。ブダは丘陵地帯に位置し、壮大なブダ城や歴史深いマーチャーシュ教会が佇む情景が魅力的。一方のペストは平坦な地形に広がり、壮麗な国会議事堂やセント・スティーブン大聖堂、壮観な英雄広場が位置しています。19世紀後半の統合以降、オーストリア＝ハンガリー帝国時代の華やかな建築様式が色濃く残り、ドナウ川沿いの絵画のような風景は訪れる人々を魅了してやみません。

「温泉の都」としても名高いブダペストは、市内に多くの温泉施設を抱え、リラクゼーションを求める観光客に人気。特にヨーロッパ最大級のセーチェーニ温泉は、その規模に圧倒されること間違いなし。また、文化の薫り高いこの都市は、オペラハウス、美術館、劇場が豊富に揃い、芸術好きにとって堪らない魅力に溢れた街です。

このブログでは、そんなブダペストを訪れた際に絶対外せない観光/グルメスポットをご紹介していきます。

観光スポット

漁夫の砦: ブダペスト屈指の絶景スポット

ブダペストの漁夫の砦（Fisherman’s Bastion）は、ハンガリー建国1000周年を記念して1895年から1902年にかけて建設されたネオロマネスク様式の建築物。フリジェシュ・シュレク（Frigyes Schulek）の設計によるこの砦は7つの塔が特徴で、これらはハンガリーを建国した7つのマジャール族のリーダーを象徴しています。

中世にこの地域が漁師たちによって守られていたことから「漁夫の砦」と名付けられたとのこと。砦からはドナウ川やペスト地区の壮麗なパノラマビューが楽しめるので、ブダペスト定番のフォトスポットとして観光客に圧倒的な人気を集めています。

入場料

無料

アクセス

セーチェーニ温泉: ヨーロッパ最大級の温泉施設

セーチェーニ温泉（Szechenyi Thermal Bath）は、ブダペストのヴァーロシュリゲット公園内に位置するヨーロッパ最大級の温泉施設。1913年にネオバロック様式で建てられたこの温泉は、地下1,246メートルから湧き出る豊富なミネラルを含んだ温泉水を利用しており、リウマチや関節の痛み、神経痛などに効果があるとされています。

計18個の温泉/プールを屋内外に備えており、特に冬シーズンには雪景色を楽しみながら温泉に浸かることができることで人気。地元の人々や観光客に愛されるセーチェーニ温泉は、リラクゼーションの場として親しまれているスポットです。

土曜日は定期的に深夜2時までナイトパーティーが開催されています。また一風違ったセーチェーニ温泉の雰囲気を楽しめるはず！くわしくはこちら

入場料

• 月曜から木曜（ロッカー付き）: 10,500 Ft（約4,200円）
• 金曜から日曜（ロッカー付き）: 12,500 Ft（約4,500円）

営業時間

アクセス

国会議事堂: ブダペストのランドマーク

ブダペストのランドスケープでひときわ目を引くのが、国会議事堂。19世紀末のゴシック・リヴァイヴァル様式で建てられたこの壮大な建物は、ドナウ川のほとりに優雅にそびえ立ち、街のランドマークとして燦然と輝きます。荘厳な尖塔、華麗な装飾、そして壮麗なファサードが、歴史と芸術の見事な融合を体現。夜のライトアップでその美しさはさらに際立ち、ブダペストのロマンティックな夜景を一層引き立てます。

内部に足を踏み入れると、その豪華さに圧倒されること間違いなし。華やかなステンドグラスが彩るホール、歴史を物語る絵画や彫刻の数々、そして王冠の宝物室に至るまで、全てが一つの芸術作品のように調和しています。ブダペストの国会議事堂は、単なる建物ではなく、ハンガリーの豊かな歴史と洗練された美意識を象徴する場所。

議事堂内を巡るツアー（45分）では、ハンガリーの歴史と文化に触れる貴重な機会として人気。当日チケットは早く売り切れてしまうので、前もって予約しておくのがおすすめ。

アクセス

ニューヨークカフェ: 世界一美しいカフェ

「世界で最も美しいカフェ」と称されるのが、ブダペストのニューヨークカフェ（New York Cafe）。その名にふさわしい豪華な内装で、天井を彩るフレスコ画やシャンデリア、重厚な木製の装飾が見事に調和しており、一歩足を踏み入れるだけでまるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えてしまうほど。19世紀末から20世紀初頭にかけて、多くの作家や芸術家がこの場所を訪れ、芸術的なインスピレーションを得たと言われています。

カフェのメニューもまた、その魅力を一層引き立てる要素の一つ。伝統的なハンガリー料理から、洗練されたスイーツやこだわりのコーヒーまで、幅広いメニューが提供されています。特におすすめは、濃厚なホットチョコレートとともに楽しむクラシックなデザート。ニューヨークカフェは単なるレストランではなく、ブダペストの美と歴史を象徴する場所として、観光客が絶えないスポットです。

朝8時から夕方6時までの間は予約は受け付けておらず、Walk-in Only。混雑しがちなので、時間に余裕を持って足を運ぶのがおすすめ！

営業時間

アクセス

ヴァイダフニャディ城: 緑に囲まれたお城

ブダペストの中心、シティパークの緑に囲まれたヴァイダフニャディ城は、まるでおとぎ話の一場面を切り取ったかのような魅力を放つ場所。1896年、ハンガリー建国千年祭の記念に建てられたこの城は、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックの建築様式が見事に融合しており、異なる時代の息吹を感じさせます。

城内にはハンガリー農業博物館があり、国内最大規模の農業に関するコレクションが展示されています。美しい中庭、そして季節ごとに開催される様々なイベントで知られ、その魅力は四季を通じて変わりません。冬にはアイススケートリンクが輝き、夏には美しい庭園が咲き誇るヴァイダフニャディ城は、ブダペストの文化と歴史を象徴する場所。ロマンティックな雰囲気に包まれたこの城は、訪れるすべての人にとって忘れられない景色となるはず。

ヴァイダフニャディ城が位置するシティーパークは、広大で非常に美しい公園。観光で疲れたらほっと一息つきに訪れるのにもピッタリです。

アクセス

ブダペスト美術館: ヨーロッパ有数のコレクション

ブダペストの壮麗な英雄広場に隣接しているブダペスト美術館（Museum of Fine Arts）は、まさに芸術の殿堂。1906年に開館したこの博物館はヨーロッパ有数のコレクションを誇り、古代から現代に至るまでの多彩な美術品が一堂に会しています。ルーベンス、レンブラント、エル・グレコなどの巨匠たちの名作が所狭しと展示され、その圧倒的な芸術のパワーに圧倒されること間違いなし。

館内は広々としたギャラリーや、繊細な天井画が施された部屋が続き、時を忘れてゆっくりと名作に浸ることができます。特に注目すべきは、イタリア・ルネサンスやバロック時代の絵画コレクション。美術史博物館は、ブダペストの文化と芸術の真髄に触れられる場所として、アート好きは見逃せないスポットです。

開館時間

アクセス

シンプラケルト: ブダペストのナイトライフの象徴

ブダペストのナイトライフを象徴する存在、シンプラ・ケルトは、アートとエネルギーが交錯する幻想的な空間。廃墟をリノベーションして生まれたこのルインバー（Ruin Bar）は、一歩踏み入れると別世界へと引き込まれるような独特の魅力を持ちます。

異なる雰囲気を持つ無数の部屋とバースタンドから成る空間はまるで迷路のよう。グラフィティで彩られた壁、レトロな家具、そして無数のアートインスタレーションが織りなすカラフルなインテリアが特徴。昼間はリラックスしたカフェとして、夜はエキサイティングなバーとして多様な顔を見せるシンプラ・ケルトは、まさにブダペストのクリエイティブシーンの心臓部です。

営業時間

アクセス

グルメスポット

TATI Farm to Table（ハンガリー料理レストラン）

ハンガリーの伝統グルメを堪能するなら、ブダペストのダウンタウンにひっそりと佇むTATI Farm to Tableへ。専用の農場から直送される新鮮な食材を使い、旬の味わいを最大限に引き出した料理が特徴です。

特に人気なのは、ハンガリーの定番料理であるチキンパプリカとグヤーシュ。柔らかいチキンをたっぷりのパプリカソースで煮込んだチキンパプリカや、風味豊かなグヤーシュは、どちらも一度味わえば忘れられない逸品です。TATIで、ハンガリーの豊かな食文化を存分に楽しんでみてください。

営業時間

アクセス

Pantry Brunch & Coffee（朝ごはん/ブランチ）

ブダペスト第7地区の隠れ朝食/ブランチスポット、Pantry。小さな小皿料理を自由に組み合わせてオーダーするというコンセプトが特徴で、まるで自分だけのミニビュッフェを楽しんでいるかのよう。注文用紙に、希望の小皿料理にチェックを入れてオーダー。3皿、5皿、7皿といった組み合わせから選べるので、その日の気分に合わせた量とバリエーションを楽しめます。

可愛らしい外観と、ほっと落ち着ける内装が、ついつい立ち寄りたくなる温かさを感じさせてくれます。思わず写真を撮りたくなるカラフルな小皿料理と共に、ゆっくりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか？

営業時間

アクセス

Grumpy Food Bar Coffee（ブランチ/バー）

ブダペストの街並みを歩きながら、少し気取った朝を迎えたいなら、次の行き先は「Grumpy」で決まり。若者たちの間で絶大な人気を誇るこちらのブランチスポットは、Google Mapsでも4.9/5.0という驚異的な評価を叩き出しており、その魅力が口コミでも広がり続けています。

市の中心部に位置するこのカフェでは、様々な種類のブレックファースト＆ブランチプレートが並び、朝のひとときを彩るペイストリー、そして一杯一杯丁寧に淹れられるこだわりのコーヒーなどが堪能できます。さらに、午後の気分転換にはタパスやカクテルもおすすめ。おしゃれな空間で、心地よい時間を過ごすにはもってこいのスポットです。

営業時間

アクセス

おわりに

このブログでは、ブダペストを訪れた際に是非足を運んで欲しい観光/グルメスポットをご紹介しました。

これからブダペストを訪れる方も、すでに訪れたことがある方も、この記事が新たな発見や次の旅のヒントとなれば幸いです。ブダペストの魅力は尽きることなく、何度でも訪れたくなる場所。皆さんがこの街で素敵な時間を過ごせますように。

E

ブロガー

イギリス在住5年目、ロンドン在住4年目の27歳。ロンドンの大学院を卒業し、現在はロンドンにてリモートワークライフを送り中。趣味はカフェやベーカリー巡り、ヨーロッパ旅行。ジブリが大好きで、魔女の宅急便みたいな世界に住みたい！の一心でヨーロッパまで出てきました。