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【本場のクレープinロンドン】在住者おすすめクレープ/ガレット屋さんTa’ Turu

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多国籍な街、ロンドン。

世界中のグルメが集まるこの街で、今回はフランスの名物「クレープ」と「ガレット」にフォーカス。ふと、甘くて軽やかなクレープや、香ばしいガレットが恋しくなる瞬間、ありますよね?この記事では、そんな時にぜひ訪れてほしい、メリルボーン地区の小さなお店、Ta’ Turuをご紹介。

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【予備知識】ガレットとクレープの違い

まずは、クレープとガレットの違いについて簡単な予備知識を。どちらもフランス発祥の伝統的な薄焼き料理ですが、材料や食べ方に少し違いがあります。

ガレット

ガレットは、主にそば粉(グルテンフリー)を使って作られるため、クレープに比べて少し香ばしく、カリッとした食感が特徴。ガレットは甘いものよりも、ハムやチーズ、卵、野菜などを包んだおかず系の食事として提供されることが多いです。フランスのブルターニュ地方が発祥の地で、ヘルシーで満足感のあるメニューとして人気。

クレープ

一方、クレープは、小麦粉を使用して作られ、より柔らかくしなやかな生地が特徴。クレープは主にデザートとして提供されることが多く、チョコレートやフルーツ、クリームなど甘い具材を巻いた甘い系のメニューが定番です。もちろん、クレープもおかず系で提供されることがありますが、一般的には軽い甘いデザートとして親しまれています

まとめると、、、
  • ガレット: そば粉を使ったおかず系の食べ物
  • クレープ: 小麦粉を使った、甘いデザート系の食べ物

Ta’ Turuとは

予備知識が整ったところで、いよいよ本題へ。

Ta’ Turuは、ロンドンの中心部に位置するメリルボーン地区にある、フランス・ブルターニュ地方発の隠れ家的レストランです。オーナーシェフのGiudas FabriとArthur Babayanが、フランスの伝統を大切にしながら、ロンドンの美食家たちに本場のクレープとガレットを届けるべく立ち上げました。

「シンプルこそ至高」というコンセプトのもと、選び抜かれた素材が生きる一皿を提供しています。Ta’ Turuの魅力は何と言っても、フランスの本場の味をロンドンで気軽に楽しめること。厳選された素材と職人技によって生み出される一皿は、まるでフランスの田舎町を旅しているような気分にさせてくれます!

クレープやガレットだけでなく、ワインの種類も豊富な他朝食メニューも提供しています!

実際に訪れた感想

ガレットとクレープをレビュー

ガレット

まず注文したのは「TA’ GLORIA(タ・グロリア)」(19ポンド)。アスパラガス、グリーンピース、プロシュート、エメンタールチーズ、オーガニック卵が贅沢に使われた一皿。

TA’ GLORIA(タ・グロリア)

ガレットの香ばしい生地に、チーズのこくとプロシュートの塩気、アスパラガスやグリーンピースのフレッシュな味わいが絶妙に絡み合い、とろける卵がさらにリッチな仕上がりに。一口ごとに訪れる食材のハーモニーがたまらなく、また食べたくなる美味しさでした!

クレープ

次に注文したのが、「TA’ NORMANDE(タ・ノルマンド)」(16ポンド)。ローストされたリンゴに塩キャラメルバター、トーストしたアーモンド、クリーム、そしてエディブルフラワーが散りばめられた贅沢なクレープ。

TA’ NORMANDE(タ・ノルマンド)

程よい甘さのキャラメルソースが上品で、香ばしいアーモンドとリンゴの優しい酸味が絶妙に調和。軽く繊細ながら、もちもちとした食感のクレープは、思わず癖になる美味しさです。

(追記)

後日友人と再訪し、ヌテラ、イチゴ、クリームがたっぷり入ったクレープ、「TA’ IVANKA(タ・イヴァンカ)」(£14)を注文。前回いただいた「TA’ NORMANDE(タ・ノルマンド)」とは対照的な、サクサクとした食感が印象的でした。生地の間にヌテラ(ヘーゼルナッツチョコレートソース)がたっぷり挟まれているので、ヌテラ好きや甘いもの好きにはたまらない一品!

TA’ IVANKA(タ・イヴァンカ)」
ドリンクもこだわりが伺えます: カプチーノとフレンチカプチーノ(奥)

お値段

2人でクレープ1つ、ガレット1つをシェアして、飲み物をそれぞれ注文して、合計で一人25ポンド弱。ロンドンのクレープカフェの中でも、クオリティを考えるとかなりリーズナブルな価格設定です。

店内の雰囲気

店内は温かみのある上品なインテリアが特徴的。暖色で統一された空間は、ロンドンの喧騒を忘れさせてくれます。

テーブルは5~6席ほど、外のテラス席も3席と、こじんまりとしたアットホームな雰囲気。特に週末は満席になることが多いため、予約をおすすめします。

メニュー

Ta’ Turuのクレープとガレットのメニューはこちら

クレープ

  • TA’ MICHAELA(タ・ミカエラ) — £8
    バターと砂糖でシンプルに仕上げたクラシッククレープ。
  • TA’ ANNA(タ・アンナ) — £9
    レモンと砂糖が爽やかに香る一品。
  • TA’ MARIA(タ・マリア) — £9
    蜂蜜とピスタチオのフレークがアクセントのクレープ。
  • TA’ DANIELA(タ・ダニエラ) — £10
    贅沢にヌテラだけをたっぷりと使用。
  • TA’ LENA(タ・レナ) — £10
    塩キャラメルで仕上げた甘くて少し大人の味わい。
  • TA’ SLOUNE(タ・スローン) — £12
    ヌテラ、バナナ、そしてクリームをふんだんに使用したボリューミーな一品。
  • TA’ IVANKA(タ・イヴァンカ) — £14
    ヌテラ、イチゴ、クリームが贅沢に絡み合う甘いクレープ。
  • TA’ LUNA(タ・ルナ) — £16
    イチゴ、ブルーベリー、ラズベリーをふんだんに盛り付けたフルーティな一皿。
  • TA’ SORAKI(タ・ソラキ) — £16
    ピスタチオクリーム、ピスタチオフレーク、エディブルフラワーが華を添える一品。
  • TA’ MONT BLANC(タ・モンブラン) — £14
    栗のクリームとエディブルフラワーで飾られた秋の風味。
  • TA’ NORMANDE(タ・ノルマンド) — £16
    ローストしたリンゴ、塩キャラメルバター、トーストしたアーモンド、クリーム、そしてエディブルフラワーが香る贅沢なクレープ。

ガレット

  • TA’ STELLA(タ・ステラ) — £10
    シンプルにエメンタールチーズのみを使用した一品。
  • TA’ RITA(タ・リタ) — £14
    エメンタールチーズとジャンボン・ブランハムを組み合わせたクラシックなガレット。
  • TA’ TONY(タ・トニー) — £15.5
    エメンタールチーズ、ジャンボン・ブランハム、オーガニック卵の贅沢なコンビネーション。
  • TA’ BELLA(タ・ベラ) — £14
    カリカリのベーコン、オーガニック卵、そしてメープルシロップが織りなす甘じょっぱいガレット。
  • TA’ CHEVRE(タ・シェーブル) — £14
    ゴートチーズ、ルッコラ、蜂蜜、砕いたクルミ、エディブルフラワーが彩る華やかな一皿。
  • TA’ NORDICA(タ・ノルディカ) — £28
    クリーミーなタルタル、スモークサーモン、ケイパーにオシェトラキャビアをトッピングした高級ガレット。
  • TA’ RITA ROYAL(タ・リタ・ロイヤル) — £32
    トリュフバター、エメンタールチーズ、ジャンボン・ブランハム、そして贅沢なトリュフの香りを楽しめるガレット。
  • TA’ SANDRA(タ・サンドラ) — £29
    ブリー、ルッコラ、クルミ、トリュフ蜂蜜、トリュフスライス、エディブルフラワーで飾られたエレガントな一品。
  • TA’ GLORIA(タ・グロリア) — £19(おすすめ!)
    アスパラガス、グリーンピース、プロシュート、エメンタールチーズ、オーガニック卵が織りなす春らしい味わい。
  • TA’ CARLOTTA(タ・カルロッタ) — £17
    エメンタールチーズ、スパイシーなチョリソー、エシャロット、オーガニック卵のピリッとしたガレット。
  • TA’ PALOMA(タ・パロマ) — £22
    ストラッチャテッラ・ディ・ブッラータ、ベーコン、エクストラバージンオリーブオイルでじっくり煮込んだケールの葉。
  • TA’ CHIARA(タ・キアラ) — £19
    プロシュート、セミドライトマト、半分にグリルしたアーティチョーク、パルメザンのスライスを添えた一皿。

アクセス

Ta’ Turuは、Edgware Road駅から徒歩約7分、Paddington駅からは徒歩約15分の距離にあり、ロンドン中心部に位置しています。観光スポットが多いエリアなので、観光の合間に立ち寄るのにぴったりのアクセスの良さが魅力。

60 Crawford St, London W1H 4JS

営業時間

  • 月曜日: 朝9時から夕方5時まで
  • 火曜日〜土曜日: 朝7時半から夜9時半まで
  • 日曜日: 朝8時半から夜8時まで

おわりに

ロンドンの隠れた名店「Ta’ Turu」で、本場フランスのガレットとクレープを味わう時間は、まるでフランスに旅しているかのような特別なひととき。そば粉の香ばしいガレットも、軽やかなクレープも、それぞれが異なる魅力を持ち、口の中いっぱいに幸せが広がります。甘いもの好きも、おかず派の方も、ぜひ一度Ta’ Turuを訪れてみてください!

ABOUT ME
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ブロガー
イギリス在住5年目、ロンドン在住4年目の27歳。ロンドンの大学院を卒業し、現在はロンドンにてリモートワークライフを送り中。趣味はカフェやベーカリー巡り、ヨーロッパ旅行。ジブリが大好きで、魔女の宅急便みたいな世界に住みたい!の一心でヨーロッパまで出てきました。
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