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【イギリスで体調を崩したら】風邪薬など市販薬や医療システムまで 押さえておきたい完全ガイド

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イギリスでの新生活や旅行中など、慣れない環境の中で体調を崩すと少し不安ですよね。この記事では、スーパーやドラッグストアで手軽に買える市販薬やイギリスの医療システムの基本、日本から持ってきたほうがいい薬まで、知っておくと役立つ情報をぎゅっとまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

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イギリスの医療事情

NHS(National Health Service)

NHSとは

イギリスの公的医療サービス「NHS」は、イギリス在住者向けの医療制度で、基本的に無料で受けられます。イギリスに住むなら、まずは住むエリアのGP(General Practitioner) というかかりつけ病院に登録する必要があります。

ただし、予約が取りにくいのがNHSの大きな課題。特に忙しい時期は、診察の予約が数日〜数週間待ちになることも…急ぎの場合は、111という医療相談ダイヤルに電話して相談するのが便利です。

症状によっては数週間も待てないですよね…

メリット
  • 医療費がほとんど無料(処方薬の一部負担あり)
  • 緊急医療(A&E)は予約不要
デメリット
  • 予約の難しさ: GPの予約は取りづらく、特に混雑期には数週間待つことも。電話が繋がりにくい場合もあり、オンライン予約が便利(GPによってはオンライン予約を受け付けていないところもあります)。
  • 短い診察時間: GPでは1回の診察が10分程度と短く、複雑な症状には適していません。

予約の方法

GP(かかりつけ医)の予約方法は場所によって違いますが、多くの場合、電話かオンラインで予約ができます。

予約方法の一例

私のGPでは、毎朝8時にその日の診察予約フォームがオンラインでオープンします。フォームを送信すると、病院から電話がかかってきて、その日診察に行く時間を相談して決める流れです。ただし、その日の診察枠がいっぱいになるとフォームが自動的に閉じてしまうので、送信できなかった場合は次の日に再チャレンジする必要があります。

自分のGPの予約方法はNHSのホームページでチェック!

民間医療サービスも活用を!

「予約がなかなか取れない」問題を解決するため、民間の医療保険に加入している人も少なくありません。会社の福利厚生で民間保険(例えばBupaAXA Health)に入れる場合もあるので、イギリスで働く予定の方はぜひチェックしてみてください。

メリット
  • 予約がスムーズ
  • 専門医の診察が早い
  • オンライン診察や迅速な検査にもアクセス可能

会社が加入している医療保険のプランによって、会社が負担してくれる範囲が異なることがあります。どこまでカバーされるのか、事前にしっかり確認しておくと安心です!

留学目的でイギリスに滞在する場合、日本の海外旅行保険に加入しておくと便利です。これがあれば、NHSを通さなくても、現地の日本人向けの民間病院で直接診察を受けることができます。私も留学中にコロナにかかった際、日本人専用の病院でスムーズに診察を受けることができ、とても助かりました!

緊急時はどうする?

イギリスで緊急事態もしくはそれに近いことが起きたら、次の番号を覚えておくと安心です。

  • 999: 緊急時(救急車、火事、警察)
  • 111: 非緊急の医療相談。症状に応じて、適切な医療機関を教えてくれます。

スーパーで買えるポピュラーな市販薬

イギリスでは、スーパーやドラッグストアで手軽に薬が買えます。以下よく使われるメジャーな市販薬をいくつかご紹介します!

LEMSIP

風邪やインフルエンザなどの症状におすすめの薬。錠剤タイプやお湯に混ぜて飲むレモン風味の粉末タイプやがあります。

「風邪かな?」と思ったら、私はとりあえずLEMSIPを飲んでいます。

Strepsils

のどが痛いときに頼りになる、薬用のど飴。2種類の抗菌成分が含まれていて、のどの炎症和らげるために使用されます。ハニーレモンやオレンジ、ブラックカラントなど味の種類も豊富です。

パラセタモール(Paracetamol)

イギリス人にとって定番ともいえる万能薬、パラセタモール。解熱鎮痛剤で、頭痛や筋肉痛、生理痛など、「とりあえずこれ!」という感じで使われています。しかもとても手頃な価格で、スーパーでもたった50p程度で買えます。

冒頭で紹介したLEMSIPの主成分もパラセタモール。

イブプロフェン(Ibuprofen)

痛みや炎症を抑える薬で、歯痛や関節痛、筋肉痛に効果的。パラセタモール同様に広く使用されています。パラセタモール同様、50pほどで購入可能!

Gaviscon

胸焼けや胃の不快感を感じたときに使うお薬。ミント味で飲みやすい液体タイプや錠剤タイプがあります。

イギリスの薬と日本の薬の違い

日本でよくある「風邪薬」や「総合薬」はイギリスでは少ないので、必要に応じて単体の薬を組み合わせて使います。また、成分量が日本の薬より多い場合もあるので、購入時はパッケージをよく確認してください。

日本から持ってきたほうがいい薬

イギリスの市販薬をご紹介したものの、やっぱり普段から使い慣れている薬が一番。特に以下の薬はあると便利かもしれません。

  • 風邪薬: 総合感冒薬はイギリスではほぼ売っていないので、日本の風邪薬があると重宝します。
  • 胃腸薬: 胃の薬の種類が少ないので、普段使っている胃腸薬を準備しておくと安心。
  • 目薬: 目薬もイギリスではコンタクトレンズ用や乾燥用など日本のようにたくさんの種類がありません。
  • 湿布や塗り薬: イギリスでは湿布があまり一般的ではないので、肩こりや筋肉痛用に持参を!
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ドラッグストア&スーパーを活用しよう

市販薬はスーパーやドラッグストアで気軽に購入できます。イギリスで薬が必要になったら、以下のお店に足を運んでみてください!

Boots & Superdrug

イギリスの代表的なドラッグストアで、薬剤師が常駐しているので症状に合った薬を提案してくれます。「どの薬を選べばいいかわからない!」というときは、気軽に相談してみましょう。

TescoやSainsbury’sなどのスーパー

大型スーパーでも解熱剤やのど飴などの市販薬を買うことができます。買い物のついでに手に入るので便利。

おわりに

いかがでしたか?慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、事前に情報を押さえておけばきっと安心できるはずです。体調が悪いときは無理せず、イギリスの医療システムや薬をうまく活用してくださいね!

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ブロガー
イギリス在住5年目、ロンドン在住4年目の27歳。ロンドンの大学院を卒業し、現在はロンドンにてリモートワークライフを送り中。趣味はカフェやベーカリー巡り、ヨーロッパ旅行。ジブリが大好きで、魔女の宅急便みたいな世界に住みたい!の一心でヨーロッパまで出てきました。
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