Travel

英国国会議事堂ツアー完全レポート 見所から注意点まで【ロンドン観光】

E

イギリスを象徴する風景として、多くの人が思い浮かべるのが、テムズ川沿いにそびえ立つビッグ・ベンと国会議事堂(UK Parliament)。

いつ訪れても絵になる建物ですが、実は「中に入れること」を知っていましたか?

この記事では、英国国会議事堂の基礎知識からツアーの見所、チケットの料金など、これから初めてロンドンを訪れる人でも不安なく楽しめるよう、解説していきます!

In-article ad

英国国会議事堂とは?

「あのディベート」が行われている、現役の政治の舞台

ニュースでイギリスの政治家たちがこの場所で討論しているこの場所を一度は目にしたことはあるのではないでしょうか?

国会議事堂ツアー UK Parliament Tour 下院の討論

そう、この討論が行われている場所こそが、イギリスの首都ロンドンにある、英国国会議事堂(The Palace of Westminster)。

上院(House of Lords)と下院(House of Commons)が置かれている英国政治の中心地で、ビッグ・ベンに隣接するこの部分が国会議事堂として機能しています。

国会議事堂ツアー UK Parliament Tour ビッグベンと国会議事堂の位置関係

重要なのは、ここは「博物館」ではなく、今も日常的に使われている国会施設だということ。

だからこそ今回ご紹介するツアーでは、

  • ツアー開催日が週1日などと限定的
  • 厳重なセキュリティチェックがある
  • 撮影禁止エリアが多い

といった制約があります。ただその分「入れた時の特別感」は格別。

また、国会議事堂は世界遺産にも登録されており、19世紀ゴシック・リヴァイヴァル様式の建築美も大きな見どころです。

国家議事堂ツアーの最大の魅力

このツアーの魅力は、一言で言えば「歴史を感じ、建築に感動し、政治を理解できる」こと

観光だけでは終わらない、“体験型”のロンドン名所です!

魅力① 1000年の歴史を「体感」できる

英国国会議事堂ツアーの最大の魅力のひとつは、教科書や年表ではなく、“空間そのもの”から歴史を感じられる点にあります。

例えば、ツアーの最初に訪れる Westminster Hall(ウェストミンスター・ホール)
11世紀に建てられたこの場所は、現存する英国最古級の建築物。

  • 国王の戴冠式関連行事
  • 有名政治家の国葬
  • 歴史的裁判

といった、国の節目となる出来事が数多く行われてきました。

国会議事堂ツアー UK Parliament Tour Westminster Hall

天井を見上げるだけでも圧倒される空間です…!

エリザベス女王崩御後には、Westminster Hallが「安置の場」となり、国葬に先立ち、国民が女王に最後の別れを告げる場所として使用されました。

 魅力② 英国らしい「美と重厚さ」を味わえる

このツアーは、政治施設でありながら建築の美しさをしっかり堪能できるのも大きな魅力。

国会議事堂ツアー UK Parliament Tour St Stephen's Hall

その代表例が St Stephen’s Hall(セント・スティーブンズ・ホール)

繊細なモザイク模様の床、壁沿いに並ぶ歴代議員たちの彫像。「議事堂=堅い場所」というイメージが、いい意味で裏切られます。

何百年にもわたる歴史を肌で感じることができる空間です!

魅力③ 英国政治を「リアルに理解」できる

ツアー後半のハイライトは、House of Lords(上院)とHouse of Commons(下院)の議場見学

ここで初めて、ニュースで見ていた英国政治の様子が「具体的な空間」として結びつきます。

  • 上院:赤を基調とした、儀礼的で格式高い空間
  • 下院:緑を基調とした、コンパクトで実務的な空間

なぜ議員同士が向かい合って座るのか、なぜ全員分の座席が用意されていないのか、なぜ両者の距離が「剣2本分」なのか….

このツアーを通じてこうした背景を知ると、ニュースで見るディベートの見え方が一気に変わります。

ツアーの所要時間

ツアーの所要時間は約90分ほど。ほぼ立ちっぱなし&歩き続ける構成。石造りでやや足が疲れやすいので、歩きやすい靴がおすすめです。

荷物を預ける場所もないので、大きな持ち物は持ってこないようにしましょう!

国家議事堂ツアーの種類と料金

国家議事堂ツアー(UK Parliament Tour)には、オーディオツアーとガイド付きツアーの2種類があります。

オーディオツアー(Multimedia Tour)

国会議事堂ツアー UK Parliament Tour Multimedia Tour オーディオツアー
オーディオツアー参加者に配られる端末。日本語にも対応しています。

スマホサイズのタブレット端末とヘッドホンをもらい、各自オーディオを再生して聴きながら回るツアー。もちろん日本語にも対応しています。

自分のペースで回りたい人や、日本語の解説を聞きたいという方におすすめ。

料金
  • 25歳以上: 27ポンド
  • 16歳〜24歳: 20ポンド
  • 5歳〜15歳: 10ポンド
  • 5歳以下: 無料

ガイド付きツアー(Guided Tour)

専門ガイドとともにウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の内部を巡り、英国議会の歴史・伝統・役割を学ぶ約90分のガイドツアー。

ツアーは英語のみで実施されているので、英語でガイドに問題がない方、この機会にチャレンジしてみたいという方におすすめ。

料金
  • 25歳以上: 34ポンド
  • 16歳〜24歳: 28ポンド
  • 5歳〜15歳: 18ポンド
  • 5歳以下: 無料

チケット購入の注意

「思い立って当日参加」はほぼ不可能

UK Parliament Tourは月にもよりますが基本的に土曜日のみ開催されることが多い上に観光客に大人気のツアーゆえ、早い段階で予約が埋まっていきます。

特に夏休みシーズンやイースター、クリスマスシーズンなどは要注意。ロンドン旅行が決まったら、真っ先に予約しておくのがおすすめ

当日の流れ:集合から入場まで

ここからは、国会議事堂ツアー当日の流れを、集合〜入場まで順を追って解説していきます。

STEP1
集合場所: Cromwell Green Visitor Entrance(クロムウェル・グリーン来場者入口)

初見ではかなり分かりにくいかも。国会議事堂は巨大で周囲に観光客が多いので、事前にGoogle Mapsで「Cromwell Green Visitor Entrance」をピン留めしておくと安心。

集合場所: Cromwell Green Visitor Entrance 集合場所: Cromwell Green Visitor Entrance
STEP2
到着〜列に並ぶ

現地には、最低でも20分前、できれば30分前の到着を目指しましょう。

というのも、ツアー開始前に行われる入場待ち+セキュリティチェックの列が想像以上に長くなることがあるためです。少し早めに着いて、「並ぶ時間も想定内」にしておきましょう。

集合場所: Cromwell Green Visitor Entrance 参加前の列
STEP3
空港並みのセキュリティチェック

列が進むと、国会議事堂へのセキュリティチェックに進みます。ここでは、

  • 手荷物検査(X線)
  • 金属探知機による検査

が行われ、仕組みはほぼ空港の保安検査場と同じ

大きな荷物やリュックがあると、その分チェックに時間がかかるため、
可能であれば荷物は最小限にしておくとスムーズです。

身体的な事情がある場合や、サポートが必要な場合は、
遠慮せず係員に伝えるとファストトラック対応をしてもらえることがあります。

STEP4
ツアー開始

セキュリティを通過すると、いよいよツアー開始。オーディオツアーを選択している場合は、最初に訪れる Westminster Hall にて、①ヘッドフォンと②オーディオ再生端末を受け取ってください。

写真撮影ルール

残念ながら写真を撮影できるスポットは限られていて、

  • Westminster Hall
  • St Stephen’s Hall

の2つのホールのみで撮影が許可されています。

それ以降(上院・下院エリアなど)は完全撮影禁止。ところどころに警備員がいて見張っているので、スマホでこっそり…など考えないようにしましょう!

イギリス国会議事堂ツアー 写真撮影エリア
このドアを抜けた以降は完全撮影禁止❌

写真が撮れない分、その瞬間をしっかり目に焼き付けてくださいね!

服装・持ち物の注意点

  • ドレスコードは特にないが、極端にラフすぎない服装が無難
  • 荷物は極力少なめで(スーツケースなどはNG)
  • 水の持ち込みは制限される場合あり
  • 冬は館内の一部がかなり冷えることも

おわりに

国会議事堂は、外観を眺めて写真を撮るだけで終わりがちなスポットですが、ツアーに参加することで、英国の政治・長い歴史・重厚な建築を内部から体感できます。

ロンドンに来たら、ぜひ一度国会議事堂ツアーに参加してみてください。90分後、国会中継を見る目がきっと変わっているはず。

ABOUT ME
E
E
ブロガー
イギリス在住6年目、ロンドン在住5年目。 ロンドンの大学院を卒業後、現地でリモートワークライフを満喫中。 趣味はロンドンやヨーロッパ各地の美味しいもの巡り。 ジブリファンで、「魔女の宅急便」みたいな世界に住みたい一心でヨーロッパへやってきました。
記事URLをコピーしました