【ロンドン観光2泊3日】在住者おすすめモデルコース 隠れた名所と絶対行きたい定番スポットを効率よく巡る旅

ヨーロッパ屈指の大都市、ロンドン。限られた時間だからこそ、効率よく満喫したいですよね。
この記事では、2泊3日でロンドンを満喫するためのモデルプランをご提案。主要観光スポットをスマートに巡りながら、歴史に浸り、ショッピングを楽しみ、グルメを堪能し、エンターテインメントで締めくくる、充実したロンドン旅をお届けします。

1日目:セントラルロンドン
9:00 バッキンガム宮殿 & セント・ジェームズ・パーク
ロンドン観光のスタートは、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)から。バッキンガム宮殿はイギリスの王室の公式な居住地。重要な行事や式典の会場でもあるため、特に王室の公式な行事や外国元首の歓迎の場としても知られています。

お隣のセント・ジェームズ・パーク(St James’ Park)には美しい湖が広がり、リラックスした雰囲気で散歩を楽しめるので、是非立ち寄ってみてください。

アクセス
衛兵交代式 (Changing the Guard)

バッキンガム宮殿では月、水、金、日曜日の午前10時45分より、かの有名な御兵交代式(Changing the Guard)が開催されます。美しく整然とした行進や華麗な衣装で知られている、衛兵交代式。非常に人気があるため、良いスポットを確保したい方は早めに現地に到着するのがおすすめ。
10:30 ビッグ・ベン & ウェストミンスター
セント・ジェームズ・パークから徒歩で10分弱のビッグ・ベンへ。

ロンドンのランドマークとも言えるビッグベン(Big Ben)は、ウェストミンスター宮殿に隣接する時計塔。ゴシック様式の建築と壮大な鐘の音が、アイコニックなロンドンの景色を作り出しています。96メートルに上る時計塔の頂きには、4方に面した時計の文字盤が。2017年から5年間の改修工事を終え、さらに美しく煌びやかな文字盤へと生まれ変わりました。
ロンドンのアイコニックな景色を堪能しながら、テムズ川沿いのお散歩を楽しんでみてください。

15分刻みに鐘がなるので、立ち止まってその美しい鐘の音を聞いてみてくださいね。
アクセス
11:30 コヴェント・ガーデンでランチ & ショッピング

コヴェント・ガーデン(Covent Garden)は、おしゃれなカフェやレストランが集まるロンドン中心部の人気エリア。定期的に行われているストリートパフォーマンスを楽しみながら、ランチやショッピングを楽しんで。周辺にはブティックやハンドメイドのショップも多く、お土産探しにも最適です。
コヴェント・ガーデンエリアでおすすめのランチスポット🍴
Seven Dials Market
セントラルロンドンで若者に人気な、おしゃれなフードコート。ガッツリ系からスイーツまで、幅広いお店が出店しています。グループで行きたいお店がまとまらない時などにも便利◎

Apple Butter
Covent Gardenエリアで最も人気なカフェの一つ。店内のりんごの木が写真映え間違いなし!ただし人気店ゆえ11時ごろから行列ができることが多いので、時間に余裕を持って訪れましょう。

Watch House
ロンドンに複数店舗を構える大人気のカフェ。どこか北欧らしさを感じさせる、シンプルでモダンな店内が特徴です。

26 Grains
デンマーク料理にインスピレーションを受けた、隠れ家的な小さなランチ/ブランチスポット。メニューは決して多くはありませんが、こだわり抜かれたポリッジやサワードウを使用したお料理を提供しています。

アクセス
14:30 ナショナル・ギャラリーで有名絵画鑑賞
コヴェント・ガーデンエリアでお腹を満たしたら、10分ほど歩いてナショナル・ギャラリー(National Gallery)へ。

ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」などなど、世界的に有名絵画が多く展示されています。
平日週末関わらず午後から一気に混雑するので、午前中など少し早い時間帯に行くと並ばずスムーズに入れます。館内は非常に広く、全て見て回るには相当な時間を要すため、予めおさえておきたい絵画を予めリサーチしておくといいかも。

ちなみにロンドンの美術館、博物館、ギャラリーは基本的に全て入場無料。世界的に有名な作品を無料で鑑賞できるのは嬉しいですよね。

アクセス
16:30 ピカデリーサーカス〜オックスフォードサーカスエリアを散策

ロンドンを象徴するショッピングとエンターテイメントの中心地、ピカデリーサーカス(Piccadilly Circus)からオックスフォードサーカス(Oxford Circus)にかけてのエリアは、エネルギッシュな都会の魅力が凝縮された場所。

ピカデリーサーカスとオックスフォードサーカスを結ぶリージェントストリート(Regent Street)には、ZARAやH&Mなどのおなじみのハイストリートファッションブランドから、LibertyなどSelfridgesなどの高級デパートまで、さまざまなお店が立ち並びます。

少し脇道に入れば、おしゃれなカフェやレストランが点在しているので、ランチやディナーにも事欠きません◎


18:00: Sohoエリアでディナー
1日の終わりは、活気あふれるSohoエリアでディナーを。以下Sohoエリアでおすすめのレストラン3店をご紹介。
Flat Iron
予算: 一人あたり約£15〜£25(サイドとドリンクを含む)
ロンドンで人気のモダンなステーキハウス「Flat Iron」は、リーズナブルで質の高いステーキを楽しめることで知られています。メインの「フラットアイロンステーキ」は柔らかくジューシーな仕上がり。サイドメニューのクリーミーなスピナッチやトリプルクックドチップス(ポテトフライ)も評判。ステーキと相性抜群の赤ワインを片手に、気軽に楽しむことができるのがこのお店の魅力。

木製のテーブルと温かみのある照明が特徴。予約はできないため、時間に余裕を持って訪れましょう。帰りは無料でアイスクリームをもらえるのが嬉しいポイント🍦
The Palomar
予算: 一人あたり約£40〜£60(メインディッシュとドリンクを含む)
「The Palomar」は、イスラエル料理と地中海料理が融合した創作料理が楽しめるエキゾチックなレストラン。特に人気なのが、中東のスパイスを巧みに使った「スパイシーシーフードクスクス」や、シェフのこだわりが詰まったメゼ(小皿料理)。店内のカウンター席では、シェフが料理をする様子を目の前で楽しめ、ライブ感たっぷりの食事が体験できます。新しい味わいを求める食通にはぴったりの一軒。

モダンで活気に満ちた雰囲気が特徴。少人数での訪問が特におすすめ。
Barrafina
予算: 一人あたり約£35〜£50(複数のタパスとドリンクを含む)
スペインの伝統的なタパスを楽しめる「Barrafina」は、ソーホーのタパスレストランの中でも特に人気。カウンターのみのスタイルで、スペインのバルのような雰囲気が魅力です。メニューは季節の新鮮な食材を使った日替わりのタパスが中心で、特に「ガンバス(大海老のグリル)」や「トルティージャ(スペイン風オムレツ)」が絶品。ワインリストも豊富で、スペインのワインやシェリーが料理を引き立てます。

活気あるカウンター席で、スタッフとの距離が近く、フレンドリーな接客を楽しむことができます!
19:30: ウエストエンドでミュージカル鑑賞

ロンドンの夜を華やかに彩るなら、ウエストエンドでのミュージカル鑑賞はマスト。ピカデリーサーカスから徒歩約10分、この華やかなエリアには『ライオン・キング』や『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』など、世界的に愛される名作が揃い、毎晩観客を魅了しています。歴史ある劇場の荘厳な雰囲気に包まれ、息を呑むようなパフォーマンスを堪能するひとときは、ロンドンの夜を一層特別なものに演出してくれること間違いなし。

2日目:西ロンドンエリア
9:00 大英博物館で歴史に浸る

2日目のスタートは、世界中から集められた数々の歴史的遺産が一堂に会する大英博物館へ。ロゼッタストーンやミイラ、パルテノン彫刻など、歴史の教科書で見たことのある展示物が目の前に広がる瞬間は圧巻です。
館内は無料で、時間を忘れてゆっくりと過ごすことができるため、何度訪れても新しい発見があります。また、博物館中央のグレートコートは、壮大なガラスの天井に覆われた空間。自然光が美しく差し込むこの場所は、休憩にも最適です。
入場料 & 予約の必要性の有無
入場料は無料なものの、入場時間を指定の上、事前に無料チケットを予約する必要があります。あらかじめ計画を立て、入場時間を決めておきましょう。
アクセス
11:30 ノッティング・ヒルでカラフルな街歩き&ランチ
大英博物館を満喫した後は、大英博物館の最寄駅ホルボーン(Holborn)駅から中央線(Central Line)で約10分のノッティングヒルへ。

ノッティングヒルは、カラフルな建物が立ち並ぶロンドン屈指のおしゃれエリア。
月曜日〜土曜日に開かれるポートベローマーケット(Portobello Market)が有名で、アンティークやヴィンテージアイテム、オリジナルのジュエリーや洋服が並び、まさに宝探しのような感覚を楽しめます。あの有名な映画『ノッティングヒルの恋人』のロケ地を巡りながら、カフェでのんびりとした時間を過ごすのも、このエリアの醍醐味。

ポートベローマーケットは土曜日がメイン。日曜日はお休みなため注意!詳しくは「あわせて読みたい」の記事をチェック。

ノッティングヒルでおすすめのブランチ: Beam
ノッティングヒルで絶大な人気を誇るブランチスポットが、ロンドン市内に4店舗を構えるBeam。洗練された空間が魅力の店内は、いつも多くのお客さんで活気に満ちています。フードからデザートまでメニューが豊富で、どれもボリュームたっぷり、そしてハズレなしの美味しさ。


予約は受け付けていないため、特にお昼時は少し早めの到着がベター。現地ではQRコードをスキャンして、オンラインで列に並ぶことも可能!
14:00: ハイドパークでほっと一息

ノッティングヒルのカラフルな街並みを楽しんだ後は、ノッティングヒル駅からCentral Lineでマーベル・アーチ(Marvel Arch)駅に向い、ハイドパーク(Hyde Park)へ。ロンドンの中心に広がるこの緑のオアシスは、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間。広大な敷地の中央にある美しい湖では白鳥が優雅に泳ぎ、まるで絵画のような光景が広がります。
芝生に寝転んで読書をしたり、ベンチに座ってサンドイッチを楽しんだり、ただお散歩をしながら会話に花を咲かせたり。ゆったりとした時間が流れるハイドパークでは、忙しいロンドンの新しい一面を発見することができるはず。にある穏やかなひとときを堪能してみては?
アクセス
15:30 ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館でアート鑑賞
ノッティングヒルを満喫した後は、Notting Hill Gate駅からサークル線(Circle Line)に乗り約10分先のサウスケンジントン駅へ。駅から徒歩5分のヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(通称V&A)へ足を運びましょう。

V&Aは、世界でも指折りの美術館で、ファッション、デザイン、装飾美術のコレクションで知られています。19世紀のヴィクトリア朝から現代に至るまで、さまざまな時代の「美」が一堂に会するこの美術館では、歴史を彩ったファッションアイテムや、豪華なジュエリー、工芸品などが展示され、アートとデザインの進化を追体験することができます。

特にファッション愛好家にとって、時代ごとに異なるスタイルやデザインの流れをじっくりと観察することができる点が魅力的!
さらに、館内のカフェはアートそのものと言える美しいインテリアが特徴で、素敵な空間でのコーヒーブレイクは特別な時間を演出してくれます。
入場料 & 予約の必要性の有無
無料かつ予約の必要はありません。
アクセス
18:00 Harrodsでお買い物
自然史博物館から徒歩約15分の場所に位置する、世界的に有名な高級百貨店Harrods。ファッションや美容、食品、家庭用品、宝飾品まで、多岐にわたるアイテムが揃う、まさに豪華さの象徴です。

多くの商品は高級感あふれるプライスですが、1階のスイーツ売り場や紅茶コーナーでは、比較的手頃な価格の品々も充実しており、ちょっとした贅沢を楽しむにはぴったり。また、内装の美しさは圧巻で、ウィンドウショッピングをするだけでも特別な気分に浸れることでしょう。
さらに、地下1階にあるHarrodsグッズのショップはお土産探しに最適。お手頃な価格で手に入るアイテムも多く、観光客で常に賑わっています。
20:00 サウスケンジントンエリアでディナー
1日の終わりは、洗練されたサウスケンジントンエリアでディナーを。以下サウスケンジントンでおすすめのレストラン3店をご紹介。
Tapas Brindisa South Kensington
予算:一人あたり約£30〜£50(タパスを数品とドリンクを含む)
スペイン料理の魅力を存分に味わえるタパスレストラン。スペイン各地から厳選された食材を使ったタパスが楽しめ、特に生ハムやオリーブ、シーフードが人気。おすすめは、ガリシア産のタコを使った「Pulpo a la Gallega(ガリシア風タコのパプリカソース)」や「Gambas al Ajillo(ガーリックシュリンプ)」。また、シーフードたっぷりの本格的な一パエリアもぜひ試してみたい一品。

店内は温かみのあるカジュアルな雰囲気で、友人や家族との食事にぴったり。スペインのバルのような活気に満ちた空間です。
Cicchetti by San Carlo – London Knightsbridge
予算:一人あたり約£40〜£60(複数のチケッティとドリンクを含む)
ヴェネツィア発祥の小皿料理「チケッティ」を提供するレストランで、特にシェアスタイルの食事を楽しむのに最適です。リゾットや、自家製パスタ、シーフードをふんだんに使った料理が豊富。おすすめは、トリュフのリゾットや「Tagliolini al Tartufo Nero(黒トリュフのタリオリーニ)」。ワインリストもイタリア産が中心で、料理に合う一杯を見つける楽しみも。

エレガントで洗練された雰囲気が漂い、デートや特別な日のランチやディナーにもおすすめ。モダンなインテリアと上品なサービスが、特別感を演出します。
Dishoom Kensington
予算:一人あたり約£30〜£50(カレーとサイド、ドリンクを含む)
ボンベイ(現ムンバイ)のカフェ文化を再現したスタイリッシュなインディアンレストラン。伝統的なインド料理にモダンなひねりを加えたメニューが特徴で、特におすすめは「Chicken Ruby(ルビーチキンカレー)」といったクラシックなカレー料理。また、グリルで焼かれたタンドリーチキンやラムチョップも絶品で、香ばしい風味が口の中に広がります。

レトロでエレガントなインテリアは、ムンバイの古き良き時代のカフェを思わせるデザイン。温かみのある木製家具とヴィンテージ風の装飾が心地よい空間を演出。
3日目:北ロンドンエリア
10:00 カムデン・マーケットで朝食 & ショッピング

ロンドン最終日は、北ロンドンに位置するカムデン(Camden)から。
カムデンは、個性的なファッションや音楽シーンが盛んな、多彩なサブカルチャーが共存するエリア。その中心にあるカムデンマーケット(Camden Market)は、ロンドンのユースカルチャーの象徴的な発信地。1970年代にスタートし、今では毎週20万人以上が訪れる巨大マーケットへと成長しました。
マーケット内はエリアごとに分かれていて、ここでしか手に入らないようなユニークなファッション、アクセサリー、アート、雑貨が並ぶだけでなく、世界各国のストリートフードも楽しめます。ヴィンテージアイテムから最新トレンドまでが揃うこの場所は、ショッピング好きにとってまさに宝の山。
アクセス
12:30 プリムローズ・ヒルでロンドンを一望

カムデンエリアから徒歩でわずか10分ほどの距離にある高台の公園、プリムローズ・ヒル(Primrose Hill)は、ロンドナーたちに愛される隠れた名所。標高わずか78メートルですが、頂上からはロンドンの街並みを一望できることで人気です。天気の良い日には、ロンドン・アイやシャードなどのランドマークを遠くに望むことができ、特にサンセットや夜景が美しいことで有名。公園の周辺には、おしゃれなカフェやブティックが立ち並ぶカラフルで落ち着いた住宅街が広がり、都会の喧騒から少し離れてゆったりと過ごせるスポットです。
アクセス
14:00 自然史博物館で壮大な展示にふれる
Primrose Hillで休憩した後は、西ロンドンに移動し自然史博物館(Natural History Museum)へ。

自然史博物館は、大迫力のスケールと美しい建築が魅力の人気スポット。恐竜の化石から始まる展示は、子どもたちだけでなく大人も夢中になるものばかり。特に、メインホールに吊るされた青い鯨の巨大な骨格標本「Hope」は、訪れる者全てを圧倒する存在感を放ちます。
館内には、動植物や鉱物、宇宙に関する展示も豊富で、自然の歴史と科学に楽しく触れることが可能。博物館は建物自体もゴシックリバイバル様式の美しい建築で、内部の天井や柱に彫刻された動植物のモチーフも見どころの一つ。
入場料 & 予約の必要性の有無
入場料は無料なものの、入場時間を指定の上、事前に無料チケットを予約する必要があります。あらかじめ計画を立て、入場時間を決めておきましょう。
アクセス
17:00 老舗ジャズバーRonnie Scott’sで旅の締めくくりを

旅の締めくくりは、ロンドンの老舗ジャズバー「Ronnie Scott’s」へ。Sohoエリアに位置するこのジャズクラブは、1959年の創業以来、世界中のジャズファンを魅了し続けている場所。赤いベルベットに包まれたインティメイトな空間では、モダンジャズからビッグバンドまで、洗練された音楽が毎晩響き渡り、一流アーティストたちのライブパフォーマンスを間近で堪能できます。カクテルやディナーを楽しみながら、時代を超えたロンドンのジャズシーンに酔いしれてみては?

要予約なので、予めチケットを購入しておきましょう!詳しくは「あわせて読みたい」の記事をご覧ください↓

アクセス
まとめ
このブログでは、2泊3日で訪れるロンドンの必見観光スポットやおすすめグルメを厳選してご紹介しました。
初めてロンドンを訪れる方はもちろん、すでに訪れたことがある方も、この記事が新しい発見や次回の旅のヒントとなることを願っています。ロンドンは訪れるたびに新たな発見に溢れていて、何度でも足を運びたくなる街。皆さんがこの特別な都市で、素敵な時間を過ごせますように。