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2025年最新版イギリス就労ビザSkilled Worker Visa完全ガイド 難易度や獲得のコツまで徹底解説

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イギリスで長く働きながら暮らしたいなら、「Skilled Worker Visa(スキルド・ワーカー・ビザ: 就労ビザ)」は重要な選択肢のひとつ。 特に、YMSやGraduate Visaの期限が切れた後の選択肢として注目されています。 結婚ビザや未婚パートナービザ以外で滞在を続ける方法は少なく、このビザを取得できるかがイギリスに住み続けられるかどうかの大きな分かれ道に。

この記事では、そんなSkilled Worker Visaの2025年の最新情報をもとに、取得条件や申請方法、費用、変更点まで分かりやすく解説していきます!

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Skilled Worker Visaとは?

Skilled Worker Visaは、イギリスの企業に正式に雇われることで取得できるビザで、イギリスで長く働きたい人にとって重要な選択肢のひとつ。簡単に言うと、イギリスの企業が「この人を雇いたい!」と政府に申請し、スポンサーとしてサポートしてくれる仕組みです。以前の「Tier 2 (General) Work Visa」の後継で、正式な仕事のオファーがあれば申請できます。

ビザの期間は3年または5年で、期限が来る前に更新することも可能。そして、5年間このビザで働き続けると、永住権(Indefinite Leave to Remain)の申請資格を得ることができるため、イギリスに長く住みたい人にとって大きなステップとなります。

Skilled Worker Visaとは?
  • イギリスでフルタイムの仕事ができる
  • 家族(配偶者・パートナー・子ども)にも在留資格が付与される
  • 5年間の滞在後に永住権を申請できる
  • 一定の条件下で副業も可能

2025年の最新変更点

2025年からSkilled Worker Visaの取得条件が大きく変わることになりました。特に注目したいのが、給与の最低基準の大幅引き上げ。これまでよりも厳しくなるため、これから申請を考えている人はしっかり確認しておきましょう。

最低給与額の引き上げ

  • これまで£26,200 だった最低給与が、£38,700にアップ
  • 「Shortage Occupation List(人手不足職種リスト)」に該当する職種は、例外的により低い給与基準が適用

スポンサー企業の負担増

  • 企業側は「スポンサーライセンス費用」や「Certificate of Sponsorship(CoS)」の発行費用を、社員に負担させることが禁止に
  • そのため、一部の企業では海外人材の採用が難しくなる可能性も

申請資格

Skilled Worker Visaを取得するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. イギリス政府認可の企業(スポンサー)からの正式な仕事のオファーがある
    • 企業が「スポンサーライセンス」を持っていることが必須
  2. 対象職種での雇用であること
    • 政府が定める「Skilled Worker Visa対象職種リスト」に掲載されている職種であること
  3. 給与が最低基準を満たしていること
    • 一般職: 年収£38,700以上 または その職種の「適正給与水準」以上
    • Shortage Occupation(人手不足職): 一部緩和あり
  4. 英語力の証明
    • 「IELTS for UKVI」で4.0以上(B1レベル)を取得
    • 英語圏の大学で学位を取得している場合は免除

Skilled Worker Visaの取得が難しいと言われる理由

Skilled Worker Visaの取得が難しいとされる主な理由は以下のとおり。

最低給与基準の高さ

イギリスの年収の中央値は£35,000程とされていますが、2024年から新しく設定されたSkilled Worker Visaの最低給与基準は£38,700。つまり、平均的な給与をもらっている人でも基準を満たせないケースが少なくありません。

業界にもよりますが、新卒や未経験者向けのエントリーレベルの職種ではこの給与に届かないことがほとんど。むしろ、およそ3年以上の実務経験が求められるマネージャークラスの水準に近いことも珍しくありません。

給与が基準を満たしていても…

たとえ給与条件を満たしていたとしても、ビザスポンサーが必要な人は採用しません」という求人が多いのも問題。実際に見かけた例では、年収£100,000(約1,900万円)のディレクター職にもかかわらず、ビザスポンサーなしというケースもありました😅 企業側にとっては、「ビザをサポートする面倒くささ」が勝ってしまうんでしょうね…。

企業側の負担とスポンサーライセンスの取得の煩雑さ

企業が外国人を雇用するためには、「スポンサーライセンス」を取得する必要があり、その手続きがとにかく大変。申請には費用もかかり、企業にとっては負担が大きくなります。

特に中小企業の場合スポンサーライセンスを持っていないことが多く、「わざわざ一人のために取得するのはコスト的に厳しい」というのが実情。大企業であっても、経営が厳しい時期にはコストカットの一環として、ビザサポートをやめることも多々あります。

有名な高級ファッションブランドの本社に内定し、ビザスポンサーも確定していたのに、経営悪化を理由に直前で取り消しになり、結局母国に帰らざるを得なくなった…というケースも。こういう話を聞くと、本当にシビアな世界だなと思います😨

経済状況と雇用市場の競争激化

現在のイギリスは、経済的に厳しい状況が続いており、現地の求職者でさえ仕事を見つけるのが大変な状態。そのため、企業側もできるだけコストを抑えようとし、ビザのサポートが不要な現地の人を優先して雇う傾向が強まっています。

「わざわざ外国人を雇って、スポンサーライセンスの取得や高額な申請費用を負担するより、ビザ不要のイギリス国内の求職者を採用した方が楽」―こう考える企業が増えているのが現実です。

Skilled Worker Visaを獲得するためのコツ

Skilled Worker Visaの取得がどんどん難しくなっている今、しっかりと準備をしてチャンスを広げていくことが大切です。どんなポイントを意識すればいいのか、一緒に見ていきましょう!

一貫したフィールドで職務経験を積んでおく

このビザが適用される職種やポジションの多くは、その分野である程度の実務経験が求められます。日本にいる時から可能な限り一貫したキャリア形成を心がけた上で、可能であればイギリス国内での職務経験も作っておくとより採用されやすくなります。さらに、スポンサーを得やすい業界(IT、エンジニアリング、医療など)を意識してキャリアを築くのもひとつの手。

ネットワークの構築

イギリスでの就職を目指すなら、人とのつながりが超重要!LinkedInを活用してイギリスの採用担当者や業界のプロフェッショナルとつながることで、求人情報やビザスポンサーのチャンスが広がります。日本にいる間からでも、企業の人事やリクルーターにコンタクトを取り、ビザスポンサーの可能性を探るのがオススメ。また、ネットワーキングイベントや業界関連のセミナーに参加することで、スポンサー可能な企業との接点を増やせますよ!

Skilled Worker Visaのスポンサー企業をリサーチ&アプローチ

Skilled Worker Visaを発行できる企業は限られているので、事前に「UK Sponsor Licence List」(イギリス政府が公開しているリスト)でスポンサー資格のある企業をチェック。スポンサー企業の求人に直接応募すれば、ビザ取得の可能性もグッと高まります。特に、未経験枠ではなく「少し経験が必要なポジション」を狙うと、より有利に就職できるかも!

英語力を上げておく(特にビジネス英語)

当たり前ですが、イギリスの企業で働くには、日常英会話だけでなく仕事で使える英語力が求められます。面接で自信を持って話せるよう、事前に業界特有の英語表現を学んでおくのが◎。また、IELTSなどの英語試験で高スコアを取っておくと、雇用側にとっての安心材料にもなり、ビザ取得の説得力が増すはず。

イギリス国内でのキャリアステップを考える

すでにYouth Mobility Scheme(YMS) や Graduate Visa でイギリスに滞在しているなら、その期間を最大限活用するのがカギ!例えば、YMSの2年間の間にビザスポンサーのある企業で職歴を作り、ビザの期限が切れるタイミングでSkilled Worker Visaへ移行できるよう準備するとスムーズ。「今いる環境をどう活かせるか?」 を考えながら動くことが大切です!

申請方法と流れ

スポンサー企業からのオファーをもらう

まず、Skilled Worker Visaの申請には、イギリス政府の認可を受けた企業(スポンサー)からの仕事のオファーが必要です。

ポイント
  • 政府のスポンサー企業リスト(Gov.ukの公式サイト)で、求人を探す
  • Indeed UKなどの求人サイトで「Skilled Worker Visa Sponsor」と検索
  • すでにイギリスで働いている場合は、勤務先にビザスポンサーが可能か相談
必要書類を準備する
たいていの必要書類のリスト
  • 有効なパスポート
  • Certificate of Sponsorship(企業から発行されるCoS番号)
  • 英語力の証明(IELTSのスコアなど)
  • 給与や職種の詳細が記載された雇用契約書
オンライン申請

イギリス政府の公式サイト(Gov.uk)からオンラインで申請を行います。イギリスでの住所や家族の情報、海外旅行歴、GPの利用歴などなど多くの質問に答えていきます。

ビザ料金を支払う

💰 申請費用

  • 通常申請: £610~£1,423(滞在期間による)
  • Shortage Occupation List職種: £479~£928

💰 健康保険料(IHS)

  • £624/年(ビザの有効期間分を前払い)
バイオメトリクス登録(指紋・写真撮影)

近くのビザ申請センターで指紋と顔写真を登録します。政府のアプリを使ってスマホでパスポートのチップを読み取り、自宅で完結することもできますが、チップのトラブルなどがあったときは申請センターに出向く必要があります。

審査結果を待つ

通常、約申請は 21営業日以内で結果が出るとされています。500ポンドで優先サービスを購入した場合は、5営業日以内に結果が届きます。

仕事を失ったらどうなる?

まず、あなたの雇用が終了すると、雇用主がホームオフィス(英国入国管理局)に10日以内に報告します。そして、この報告を受けたホームオフィスは、あなたの ビザの取り消し手続きを開始 し、通常60日間の猶予期間が与えられます。

この60日間のうちに、以下のいずれかのアクションを取る必要があります:

  1. 新しい仕事を見つける
  2. 別のビザに切り替える
  3. イギリスから出国する

60日を過ぎても何もしなかった場合、「オーバーステイ(不法滞在)」とみなされ、今後のビザ申請に悪影響が出る可能性があるので注意が必要!

1. 新しい仕事を見つける

イギリスに残りたいなら、スポンサーライセンスを持つ企業での再就職を目指すのが一般的な方法。ただし、2024年からSkilled Workerビザの最低給与要件が£38,700に引き上げられたため、60日以内に新しいスポンサー企業を見つけるのは決して容易なことではないということはあらかじめ理解が必要。

新しい雇用主が見つかったら、ビザの切り替え手続きをできるだけ早く進めましょう。

2. 別のビザに切り替える

もし「次の仕事がなかなか決まらない…」という場合、別のビザへ切り替える選択肢もあります。

  • 結婚ビザ(イギリス人や滞在資格を持つパートナーと結婚している場合)
  • 未婚パートナービザ(イギリス人や滞在資格を持つパートナーと2年間以上同居している場合)
  • スタートアップ・イノベータービザ(イギリスで起業したい場合)
  • 学生ビザ(学び直しを考えている場合)

どのビザも条件があるので、「自分の状況で切り替えられるかどうか」は、早めに確認しておくのがベストです。

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家族(扶養家族)のビザはどうなる?

あなたがSkilled Workerビザで配偶者や子どもを扶養している場合、あなたのビザが取り消されると、家族のビザも影響を受けます。そのため、家族の滞在資格もどうするかを一緒に考えておく必要があります。

オーバーステイ(不法滞在)だけは避けよう!

60日以内に何の手続きもしないと、以下のようなリスクがあります。

⚠️ イギリスへの再入国が制限される可能性がある
⚠️ 他の国のビザ取得が難しくなる
⚠️ 今後のイギリスのビザ申請が不利になる

「まだ大丈夫」と油断していると、後で取り返しがつかなくなることも。なるべく早く行動することが大切です!

おわりに

Skilled Worker Visaは、イギリスに長く住みたい日本人にとって大事な選択肢です。特に、ワーホリ(YMS)やGraduate Visa後にイギリスに残るための貴重な方法なので、しっかり準備しておくことが大切です。「イギリスで働き続けたい!」と思っているなら、今のうちにスキルアップして求人を探し始めるのがオススメ。この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです!

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ブロガー
イギリス在住5年目、ロンドン在住4年目の27歳。ロンドンの大学院を卒業し、現在はロンドンにてリモートワークライフを送り中。趣味はカフェやベーカリー巡り、ヨーロッパ旅行。ジブリが大好きで、魔女の宅急便みたいな世界に住みたい!の一心でヨーロッパまで出てきました。
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