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マカロン好き必見!パリの名店5選を食べ比べレビュー【パリジェンヌおすすめ】

【パリジェンヌおすすめ】パリで人気のマカロン5店をレビューしてみた
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花の都・パリ。エッフェル塔やルーヴル美術館など名所が盛りだくさんの街で、観光の合間にぜひ味わってほしいスイーツ ー それが「マカロン」。

ころんとした丸いフォルムに、カラフルで愛らしい見た目。サクッと軽やかな食感と、口に広がる繊細なクリームやガナッシュ。街を歩けば、マカロンを並べたスイーツショップを至るところで見つけられるのもパリならでは。しかも1つから気軽に買えるので、旅の途中でもちょっとした贅沢を楽しめます。

今回は、パリジェンヌにも人気のマカロン店を実際に食べ歩きながらレビューしてみました。ランキング形式でご紹介するので、パリ旅行の参考になれば嬉しいです!

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マカロンはなぜフランスが有名?

マカロンはなぜフランスが有名?

実はマカロンのルーツはイタリア。フランスに伝わったのは16世紀ごろといわれています。その後フランス国内で洗練され、19世紀には現在のように2枚の生地でクリームを挟んだスタイルが誕生しました。考案者は「ラデュレ」のピエール・デフォンテーヌ氏。いまや“マカロン・パリジャン”と呼ばれる形が定番となり、世界中の人々に愛されています。

繊細なアーモンド生地にクリームやガナッシュを挟んだ、色とりどりのマカロン。お店ごとにフレーバーや食感が異なるので、まるでワインのテイスティングのように“食べ比べ”を楽しめるのも魅力のひとつ。

その可愛らしい見た目は、フランス旅行のお土産としても大人気です🇫🇷

マカロンのお値段は?

マカロンのお値段は?

気になるお値段は、1個あたり2〜3ユーロ(日本円で約350円前後)。小さなお菓子にしては少し贅沢ですが、1つから気軽に買えるので観光中のおやつにぴったりです。さらにギフトボックスはデザイン性も高く、日持ちもするのでお土産にも喜ばれること間違いなし。

ではここからは、実際に私がパリを訪れた際に足を運んだマカロンの名店5店を、ランキング形式でご紹介していきます!

第5位:A. Lacroix(ア・ラクロワ)

A. Lacroixについて

ノートルダム大聖堂のすぐそばに佇む「A. Lacroix Pâtisserie」。Google Mapの評価はなんと4.7/5.0!地元の人からも愛される、人気のパティスリー&カフェです。フルーツをかたどったキュートなケーキがSNSで話題を呼び、今では行列ができることも。

石造りの壁や木の梁が残るクラシックな店内は、落ち着いた雰囲気でとても心地よい空間。スイーツやマカロンはもちろん、香り高いエチオピア産コーヒーも楽しめるので、観光の合間にひと息つくにはぴったりです。パリジェンヌがコーヒータイムを特別に過ごすために訪れるのも納得。

観光の途中に気軽に立ち寄れる、立地の良さも魅力◎

マカロンのレビュー

A. Lacroix(ア・ラクロワ)のマカロンのレビュー

私がいただいたのは、フランボワーズ(ラズベリー)のマカロン。通常よりひと回り大きめのサイズ感で、外側はサクッと軽やか。そしてかじると、中からベリージャムがとろりと広がり、フルーツの甘酸っぱさを堪能できます。

果実感たっぷりで爽やかな味わいですが、甘さも少し強め。その分、コーヒーとの相性は抜群! 見た目も華やかで可愛いので、“映え”を意識したスイーツタイムにもぴったりです。

第4位:Ladurée(ラデュレ)

Laduréeについて

「ラデュレ」は、言わずと知れたマカロンの代名詞。前述の通り、パリから世界にマカロン文化を広めた立役者ともいえる存在です。1862年創業の老舗で、シャンゼリゼ通りの店舗は観光名所のひとつ。

ブティックのように華やかな店内は、まるで宝石箱をひらいたよう。パッケージは淡いグリーンやピンクを基調とした可憐なデザインで、その佇まいからも“パリらしさ”を感じます。日本でも知名度が高く、観光客のお土産としても不動の人気を誇ります。

マカロンのレビュー

Laduréeの店内
Ladurée 私が試したマカロン

私が試したのは、ピスタチオ味とコーヒー味。

外側のさっくり感とクリームのバランスはさすが老舗といった仕上がり。まさに「王道のマカロン」を味わった気分になります。ただ、個人的な感想を言えば甘さがやや強め。ひとつ食べるとしっかり満足感がありますが、甘党ではない方には少し重たく感じてしまうかも。

とはいえ、華やかなボックスに詰められたマカロンを手にした瞬間、「ああ、パリに来たんだ!」と実感できるのはラデュレならでは。旅行気分を満喫したい方には欠かせない一軒です。

パリらしい気品のある雰囲気を楽しみたいならラデュレへ!

🥉第3位:La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)

La Maison du Chocolatの紹介

世界中にファンを持つチョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」。洗練された上品な店内には、カカオの香りがふんわり漂い、入った瞬間からうっとりする空間。

マカロンももちろんチョコレートをベースにしたラインナップが中心。見た目の派手さこそないものの、素材の良さと上質さが際立ちます。特に「甘いものがちょっと苦手」という方でも楽しめる、大人っぽいマカロンが揃っているのが特徴。まさに“通好み”の名店です。

マカロンのレビュー

La Maison du Chocolatの店舗
La Maison du Chocolatのマカロン

今回いただいたのは、定番の「ベネズエラ」と「ピスタチオチョコ」。

La Maison du Chocolatで私が試したマカロン

まず驚いたのは外側の生地。ほかのお店に比べてかなり繊細で薄く、口に入れるとふんわりと消えてしまう軽やかさ。その分、中のガナッシュがしっかりと存在感を放ちます。

ピスタチオチョコは、ナッツの香ばしさがまずふわっと広がり、そのあとに濃厚なチョコが追いかけてくるリッチな味わい。一方のベネズエラは、カカオの深みが存分に感じられ、甘すぎず落ち着いた大人の味わいでした。

チョコレート好きなら必訪! マカロンの中でも“ビター寄り”を楽しみたい方におすすめ。

🥈 第2位:Maxim’s(マキシム)

Maxim’sについて

1893年にパリのレストランとして誕生した「マキシム」。ベル・エポック時代には社交界の華として賑わい、歴史と伝統を誇る名店です。現在は高級パリ土産のブランドとしても有名で、クラシカルで気品あふれる雰囲気を守り続けています。

マカロンもそのスタイルを反映していて、しっとりとリッチ、そして食べごたえのある仕上がりが特徴。特にギフト用のパッケージは高級感たっぷりで、贈り物にすれば特別感を演出できます。

Maxim’sの店内

マカロンのレビュー

Maxim’sのマカロン

今回いただいたのは「ナポレオン」「ダークチョコ」「ピスタチオ」の3種類。

Maxim’sで購入したマカロン

まず驚いたのはどれもクリームがたっぷり詰まっていること。しっとりリッチでありながら、外側はしっかりサクサク。このコントラストが絶妙でした。

ナポレオンはイチゴジャムとバニラの組み合わせで華やか。やや甘めですが、まるでケーキをいただいているような贅沢感があります。ダークチョコは生チョコケーキのように濃厚なのに、甘さ控えめで大人な味わい。ピスタチオはふんわりと香ばしく、食べごたえ抜群。どれも満足感が高く、“1つでデザートを食べた気分になれる”マカロンでした!

🥇 第1位:Pierre Hermé(ピエール・エルメ)

Pierre Herméについて

いまや“マカロンの代名詞”といっても過言ではないのが「ピエール・エルメ」。創業者は“パティスリー界のピカソ”と呼ばれ、伝統に敬意を払いながらも大胆なフレーバーの組み合わせに挑戦してきました。

ショーケースに並ぶマカロンは色鮮やかで、眺めているだけでワクワク。店舗はシャンゼリゼ通りやオペラ座近くなど観光ルートに点在しているので、旅の途中でも立ち寄りやすいのも嬉しいポイント。

定番のピスタチオやローズに加えて、チョコレート×パッションフルーツといった革新的な組み合わせ、さらには季節限定フレーバーも豊富で、何度訪れても新しい発見アリ。

リピーターが絶えないのも納得ですね!

マカロンのレビュー

Pierre Herméのマカロン

今回選んだのは「ピスタチオ」と「チョコ&パッションフルーツ」。外側の繊細なサクサク感は、一口で“違い”を実感できるほど。中のクリームは軽やかで、口に入れた瞬間にとろけます。

Pierre Herméで購入したマカロン2つ

ピスタチオは香ばしさとまろやかさが見事に調和し、口いっぱいにやさしいナッツの風味が広がります。一方、チョコ&パッションフルーツは、濃厚なチョコの深みと爽やかな酸味が重なり合う絶妙なバランス。

どちらも完成度が高く、まさに“フランスを代表するマカロン”という名にふさわしい一品でした。

ずばり星5つ!

PS:夏のパリ旅行で注意したいこと

私がパリを訪れた8月中旬は、多くのお店が夏季休業中でした。フランスでは早いところだと7月後半から8月下旬まで完全にお休みにしてしまうお店がかなり多いとのこと。

全然知らなかった、、、

実はパリジェンヌの友人から勧められていた Jean‑Paul Hévin、そして Sadaharu Aoki にも足を運びたかったのですが、残念ながら夏季休業中でした、、次回パリを訪れたときには必ず足を運んで、このブログのランキングにも追加予定ですので、ぜひお楽しみに!

おわりに

今回ご紹介した5店のマカロン、どのお店もそれぞれ個性豊かで、見た目の可愛さも味わいも申し分なし。観光の合間にふらっと立ち寄って、香りや食感を楽しむだけでもパリらしい時間を感じられるはず。この記事が少しでもあなたのパリ旅行のお役に立ちますように!

次回パリを訪れるときには、今回試せなかったお店にも足を伸ばして、さらにマカロンの世界を堪能してみたいと思います!

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ブロガー
イギリス在住5年目、ロンドン在住4年目の27歳。ロンドンの大学院を卒業し、現在はロンドンにてリモートワークライフを送り中。趣味はカフェやベーカリー巡り、ヨーロッパ旅行。ジブリが大好きで、魔女の宅急便みたいな世界に住みたい!の一心でヨーロッパまで出てきました。
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